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たけのこのこと

筍(たけのこ)のご紹介

筍(たけのこ)は、古来から日本人の大好物であったようです。日本では新緑の季節の風物詩であり、春の味覚を代表する食材です。コリコリとした歯ごたえと独特の旨みと香りがあり、日本料理、中国料理で広く使われています。
成長が早く、10日(旬内)で竹になるといわれるところから「筍」の字があてられました。筍の中でも、冬に出る冬筍は最高級品で、空洞が少ししかないので、細くも太くも切ることができ、風味も抜群です。また、歯応えがよく、くせのない味なので、どんな料理にも利用できます。
当社は春筍輸入におきましては10数年来、中国(浙江省、福建省)の孟宗竹(春筍)を年間 十万缶以上を取り扱っております。
協力工場において定期的に現地にて生産管理をチェック、より 優れた品質をご提供できるように努力しております。
またお客様のご希望にあわせホール真空パック (指定g)や各種加工品(乱切り、銀杏切等)を企画・製造・輸入しております。
栽培に当っては農 薬は一切使用せず、自然発生したものを収穫し又有機JASも取得しておりますので、安心して お召し上がりいただけます。
品  種 イネ科。(タケ科とする説もある)暖かい気候を好み、南方ほど種類も多く大型の品種が多くなっています。 地上に出ている竹は地中を横に走る地下茎から次々と出てくる竿の部分です。 この竹の芽にあたるのがタケノコで、食べられるのはタケノコがまだ地中にあるもの(孟宗竹)か、 地表に出たばかりのもの(淡竹)で、土壌が柔らかいほどタケノコも柔らかい物ができます。 タケノコの成長は猛烈に早く、1日で1m以上も伸びることがあります。 名前の由来も一旬(10日)で成長しきってしまうところからきています。 竹の寿命は百年以上で、何十年に一回か花を付けるというのは有名ですが、タケノコが多く出るのは3~5年目です。
原 産 地 竹・笹類全体の原産地は南西アジアからヨーロッパにかけてと言われていますが、 日本で食用にされる孟宗竹、寒山竹は中国原産。真竹、淡竹は中国原産と日本原産の2つの説があります。
種類と旬 孟宗竹
(もうそうちく)
マダケ属、関東で売られているタケノコは、ほとんどがこの孟宗竹のタケノコです。太く柔らかく、 香りもいい。 中国江南地方の原産で日本に移植されたのは意外に新しく、1736年に琉球経由で薩摩に移植されたという説が有力です。 2月下旬に九州で出始め、5月下旬に北限の東北南部に達します。 京都産が有名。地表にワラ敷き、土を盛って柔らかいタケノコを作る工夫をしています。
真竹
(まだけ)
マダケ属、日本に古くからあった竹。タケノコが出てくるのは一番遅く7月です。やや苦味が強い。
淡竹
(はちく)
マダケ属、九州、関西近辺に多い。皮の色は赤紫で先端が淡い緑色の美しいタケノコ。 成長した竹も粉をふいた淡い緑で大変美しい。固めだがアクが少なく、味も淡白。地上に出てから収穫されます。5月が旬。
根曲がり竹 千島笹(ちしまざさ)とも言います。ササ属。山陰・東北・北海道で人気。 小型で細い。アクが少なくきめ細かい歯ざわりで美味。旬は6月。
寒山竹
(かんざんちく)
ササ属。大名竹(大明竹)とも呼ばれます。西南日本に広く分布していますが、 特に九州南部でよく食べられています。孟宗竹よりもおいしいそうです。(私はまだ食べた事がありません。) 7月~8月に出回ります。
成  分 特徴的なのはチロシンというアミノ酸が大量に含まれていることです。筍をゆでた時に出てくる白い成分はチロシンです。 チロシンは芳香族アミノ酸(ベンゼン核-6個の炭素原子が六角形につながっている-を持つ)で、 同じ芳香族の必須アミノ酸のフェニルアラニンから合成されるので必須アミノ酸とは言われませんが、 ベンゼン核を体内に取り込むためにフェニルアラニンと共に大事な栄養素です。ドーパミンの原料。 チロシンは水に溶けにくいので白い粉として現れやすく、納豆、味噌、チーズなどでも表面に白い粉として現れる事があります。