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オーガニック野菜と有機JAS認定について

オーガニック野菜とは?

有機野菜とは、科学肥料を2~3年使わずに土作りをした土壌に、栽培された野菜で、その野菜を オーガニック野菜と呼びます。

しかし各農家が「うちはオーガニックです。」と言っているだけでは信頼性がなく、農林水産省が認定した 「有機JASマーク」というお墨付きをもらうには有機JAS規格で定められた基準を満たし、 オーガニック検査員による検査を受け、第三者機関である認定機関から有機認定を取得しなければなりません。

有機JAS認証とは?

オーガニックとか有機野菜って本当に信頼できるの? 有機野菜の定義や統一された基準ってあるの?  手に取った野菜をしげしげ眺めながら、そんな疑問を抱いたことはありませんか?
有機野菜の「ニセもの」を駆逐すべく、2001年4月から有機農産物と加工品の検査・認証制度が 完全施行されました。ここではオーガニック=有機野菜を安心して購入できるよう、有機JAS認証について紹介します。

有機JASマークの有無を確認しましょう!

野菜や調味料を購入する時に、左のようなマークが貼付されているのを見たことはありませんか?  そうです、この有機JASマークこそ、正真正銘のオーガニックを証明するマークです。
ここ数年、消費者は食の安全性を強く求め、農薬や化学肥料を使わない有機農産物のニーズが高まっています。 それに伴い「有機」と称する野菜が市場に氾濫するようになり、「有機」農産物への信頼性がすっかり失われてしまいました。
そのため1992年、農林水産省は「表示ガイドライン」を制定し、表示の適性化を試みましたが、法的な 拘束力を持たず、罰則規定もなかったため、あまり効果がなくかえって混乱することになりました。店先で「有機無農薬」「自然栽培」 「天然栽培」など様々な表記が氾濫し、違いが分からず困惑した経験はありませんか?
そこで1999年7月、「農林物資の規格化および品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」の一部が改正されました。 この法律のもと、2001年4月から、農産物や農産物加工品に「有機」と表示するには「有機JASマーク」を 貼ることが義務付けられました。
「有機JASマーク」を貼るためには、有機JAS規格で定められた基準を満たし、オーガニック検査員による 検査を受け、第三者機関である認定機関から有機認定を取得しなければなりません。だから、有機JASマークがないのに 「有機○○」と表示されていたら、JAS法違反により罰則が課せられます(ただし、畜産物、水産物、酒類は別)。
つまり、本物の有機野菜や加工品を手に入れたければ、“有機JASマークの有無を確認しましょう!”ということです。

有機JASの規定

◎有機農産物

化学的に合成された肥料および農薬の使用を避けることを基本として播種または植え付け前2年以上 (多年生産物の場合は、最初の収穫前3年以上)の間、堆肥等による土作りを行った圃場において生産された農産物。

◎特別栽培農産物

■無農薬栽培農産物 ・・・ 農薬を使用せずに栽培した農産物。
■無化学肥料農産物 ・・・ 化学肥料を使用せずに栽培した農産物。
■減農薬栽培農産物 ・・・ 農薬の使用回数が当該地域で使用されている回数のおおむね5割以下で栽培された農産。
■減化学肥料栽培農産物 ・・・ 化学肥料の使用回数が当該地域で使用されている回数のおおむね5割以下で栽培された農産物。